DO NOT PAY FOR JAILBREAK YOUR DEVICE!

最近、『NTTドコモのSIMカードでLTEを使えるようにする』『ソフトバンクやKDDIで月額を払わなくてもテザリングができるように』などのフレーズで『CommCenter* patch』や各種キャリアバンドルをインストールする代行業者があるようで、たいへん多くの「どのような関係性があるのか」「無償で提供しているように見せかけてカネを取るのか」「いくら儲かるのか」といった問い合わせを受けています。

これらの悪質な業者と我々は、いっさい関係がありません。Jailbreakは無償で提供されるべきものであり、これを商用利用すべきものでもありません。 [続きを読む »]


2011年12月24日土曜日

MacBook Air (Late 2010)が出火した

年の瀬迫るクリスマスイブ、皆様が充実したときをお過ごしの中、筆者のMacBook Air 11 (Late 2010)はLCDインバータ付近より出火しました。

あらかじめ書き添えておきますが、この問題は既にAppleより誠意ある対応をしていただいて解決済みの事項であり、問題を再燃させたいという趣旨のものではありません。

同様の事例はそれほど多いものとも考えられず、当該端末固有の事象であると思いますが、その後の対応の話に関してはインターネット上にもそれほど見当たないため、後の参考のための記録として公開します。

2011年11月12日土曜日

GMOインターネットのEMOBILE GP02が届いた

GMOくまポンの運営するクーポンサイト『くまポン』にて『50%OFF【2,120円】≪イー・モバイル42M PocketWiFiプランが2年間半額!初期費用完全無料!≫』というキャンペーンが展開されていました(※2011年11月中旬段階でまだ続いています。 → 終了して特典内容の変更された後継プランが出ています。Yahoo! リアルタイム検索での "gp02 一括" なども総額の参考にするとよいでしょう)。

筆者は『b-mobileSIM U300』を普段遣いしていて、以前のキャンペーンによって18ヶ月パッケージとなっていたため、この有効期限が2012年4月中旬まで残っています。

まだ半年近くこれが有効である以上はそれほど魅力的ではなかったのですが、周囲の「安いですよ!」「GP02いいですよ!」という声に負け、うっかりクーポンを購入してしまいました。

2011年11月11日金曜日

iPhone 4S 海外版は日本国内で修理できない

2011.11.18 追記
全世界へ向けたApple Inc.からの通達により、サポート対応の当該国以外で購入されたiPhone端末はリージョンや国にかかわらず、正式に修理不能となりました。つまり、故障端末のユーザーはその本人の責任において購入国のApple修理担当窓口まで端末を送付する必要があります。また、この対象にはiPhone 4などの過去の端末も含まれ、キャリアやロックの状態を問いません。何とも残念な結果に終わりました。
これを受けてエントリのタイトルを『iPhone 4S 北米版は日本国内で修理できない』から『iPhone 4S 海外版は日本国内で修理できない』へ変更しました。
※一部報道などが〝香港版だけは除外〟といった誤った情報を流していますが、当該記事の執筆者は以前より香港から日本への携帯端末の輸入代行などを行っている事業者であり、かなり恣意的な報道だと思われます(当該記事中にもあるとおり、Appleに対して正式な取材をしたものですらありません。また当エントリでも触れているとおり、Apple CareやApple Storeのスタッフの大半には正しい知識と情報がないため取材してもほとんど意味がありません)。少なくとも日本のApple Care/Apple Storeは、11月18日以降より香港版(を含む海外版)のiPhone 4/4Sに関して修理受付を拒否しています。
2012年初頭より、GSMリージョンの異なるiPhone 4S端末本体の交換用在庫がある場合(※ごく少数のようです)においてのみ、Apple Store店頭での交換修理に応じるようになっています。日本のApple Storeにおいては、日本のキャリアで契約された端末でない場合で、その端末と同一のGSMリージョン用の交換用在庫(※とはいっても基本的には日本版であるJ型番です)がない場合は、これまでどおり修理受付を拒否されます(このため、修理手続きのためには事実上、事前にApple Careで電話によるシニアケアマネージャとの調整が必要です)。エントリのタイトルを〝ことがある〟程度に改めるべきかと考えましたが、在庫がない場合の予約などが出来るわけでもない(※交渉次第では電話によるコールバックがもらえる場合もある?)ため当人の〝運〟的な要素も強く、当面はこのままで様子を見たいと思います(※別の方向の進展があればぜひお知らせください)。
「2台とも同じ型番の香港版なのに1台は修理を受け付けてもらえなかった。これはなぜ?」という質問を受けました。これはこのエントリで扱っている問題とは少々違う話で、修理を受け付けられなかった端末は香港の携帯電話キャリアにて購入されたものです。
他国においても基本的に同様ですが、キャリアロックのない香港版の端末を海外で保証サービスを受けるためには、正規のApple Storeで購入している必要があります(キャリアショップやApple認定販売代理店などで販売されたものはダメです)。香港版の端末を並行輸入などで購入される際は、その端末の購入経路をしっかり確認したほうがいいでしょう(※保証サービスを受けるためには、香港へ端末を持参した上で同一キャリアのショップへ持ち込まなければならないため)。日本で端末の保証サービスを受けるにあたっては、香港のApple Storeで購入された端末で、日本のApple Storeに香港と同一リージョンの修理用在庫があるという、2点の状況が揃っている必要があります。香港で販売される携帯電話機端末本体にSIMロックがないことと、その製品の海外保証サービスの有無はまったく別の話ですのでご注意ください。

11月6日に手元に届いたMC921LL/A (カリフォルニア州現地11月4日購入)ですが、タッチパネルの反応が当初よりとても悪く、だんだん使えなくなっていくという初期不良がありました。

日本のApple Careの電話サポートへ問い合わせると「お近くのApple StoreやApple認定正規サービスプロバイダ(AASP)で修理できます」「修理端末は、日本のソフトバンク版などの現地(国内)仕様をアンロックしたものになります」とのことだったので、最近はじまったばかりのAASPによるiPhone修理サービスを使ってみようと思いました。

2011年11月10日木曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5.0.1 (9A405)

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CommCenterClassic patchをiOS 5.0.1向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、5.0.1でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年10月5日水曜日

iPhone 4SとCDMA 2000について、今知っておいてほしいこと

おおかたの予想どおりのスペックで、『iPhone 4S』が発表されました。端末自体については、ある程度正確な情報に触れられる立場にあったため特に感慨はないのですが、ローレベルな携帯電話ネットワーク周りのハッカーとして、報道ではあまり詳しく掘り下げられなさそうな部分について触れておこうと思います。

iPhone 4Sのデザインについて

〝iPhone 4と比べてミドルフレームのデザインが変わった〟というのは厳密には正しくなく、ミドルフレームの絶縁体の位置に関しては既にVerizon版のiPhone 4で採用されていたデザインであり、これはCDMA 2000が規格としてクロスしたダイバシティアンテナを要求するために設計変更されたものです。

これによってiPhone 4のケースが使用できなくなるという説がありますが、いわゆるGSM版iPhone 4(W-CDMA版を含む)専用で〝タイトに〟設計されたケースはサイレントスイッチの位置が異なるために使用できなくなるというのが正しいです。米国などで設計されたケースであれば、この開口部が大きく設けられていて両対応になっていることが多いです。

CDMA 2000の仕様について

CDMA 2000には、規格上〝SIMカード〟という概念がありません。KDDIはauブランドの携帯電話に、SIMカードにとてもよく似た『R-UIMカード』を採用しており、またほぼ同一のCDMA 2000向け規格として『CSIMカード』というものが存在しますが(両者の大きな違いはGSMネットワークの対応可否)、これは(GSM/W-CDMAにおけるSIMカードの主な役割である)契約者情報の管理というよりも、コンテンツの権利検証・復号鍵としての意味合いが強い(つまり日本のTVにおけるB-CASカードに近い)ものです。

2011年10月4日火曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 GM (9A334)

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CommCenterClassic patchをiOS 5 GM向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、GMでのポインタについては続きをどうぞ。

2011年8月31日水曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 7 (9A5313e)

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CommCenterClassic patchをiOS 5 Beta 7向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、Beta 7でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年8月30日火曜日

GOOAPPLE 3G リカバリモードとブートロゴ変更

GOOAPPLE 3Gでも、ADBから指定することでリカバリモードに入ることができます。

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SDKがインストールされており、ADBが正しく動く環境から以下のように実行します。


$ adb reboot recovery

※ブートローダにも入れるはずなのですが adb reboot bootloader を実行してもエクスクラメーションマークが表示されたり通常ブートしてしまうだけで、ブートローダ上での操作はできません。

2011年8月24日水曜日

GOOAPPLE 3G カメラ LEDフラッシュの改善

iPhone 4にもGOOAPPLE 3Gにも、カメラレンズの横には小さくLEDフラッシュが内蔵されています。LEDフラッシュ、余計なときに発光しなければ便利です。

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iPhone 4はマクロ撮影も綺麗でオートホワイトバランスも優秀です。以下は、上側がフラッシュ発光なし/下側がフラッシュ発光ありの作例です。明るいところでフラッシュを強制発光させても破綻を起こしません。

GOOAPPLE 3Gを使って同条件で撮影したものが以下の作例です。なお、GOOAPPLE 3Gにはマクロもオートホワイトバランスもありません。

絞りもホワイトバランスもとても曖昧なので、このような構図でフラッシュを発光したときに中心部がハレーションを起こしてしまうのは仕方がないのですが、本体構造に問題があってレンズカバーにフラッシュの光が入り込んで反射してしまうため、全体的に白っぽい青被りを起こしています。この作例では、写真の上側に向かって全体的に青白く感光しているのがそれです。

これを改善しようというのが今回の記事の趣意です。

2011年8月19日金曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 6 (9A5302b)

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CommCenterClassic patchをiOS 5 Beta 6向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、Beta 6でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年8月17日水曜日

GOOAPPLE 3G (分解・改造編)

前編の『GOOAPPLE 3G レビュー編』に引き続き、分解と改造編をお届けします。

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筆者の手元に届いた端末は、全体的に〝中国だなー〟という感じで組み立てが汚かったので、分解して調整し直すことにしました。基剤やワックスなどの油ジワが残っているなどの状態は今の日本の工業製品では考えられませんが、GOOAPPLE 3Gに関してはそういう状態です(iPhone 4もここまで酷くはないものの出荷時点で揮発工程が終わっておらず、液晶が汚いなどと当初言われました)。

分解方法はいたって簡単です。iPhone 4と同じくドックコネクタ左右のネジ(海外版の初期型と同じプラスです)を外し、バックケースを上にスライドすると内部にアクセスすることができます。この端末の内部的な名称は〝845〟のようです。筆者のボードにはリビジョンらしき〝V.2.1〟という番号も併記されていました。

外見はそっくりですが内部的には設計がだいぶ異なります。メインボードを外すために必要なのは、ボード上と(iPhoneで言うところの)ラウドスピーカー上のプラスネジを合計8本外すことと、ボードの右上と左下のフラットケーブルを外すことです。

ラウドスピーカーの下にもメインボードへフラットケーブルが通っているので、そこに注意しながらラウドスピーカーのフレームごと持ち上げると、アンテナの境界線あたりからごそっと外れます。

2011年8月14日日曜日

GOOAPPLE 3G (レビュー編)

GOOAPPLE 3G』については、話題性がいくらあっても一般的に〝スポンサーの意向〟に触れてしまう内容なので、たぶんだれも深いことまで書かないと思います。誌面では間違いなく掲載拒否を食らうラインです。そういうわけで、ここで詳しく展開することにしました。

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記事を公開してから、いくつか質問を受けました。代表的なものに回答します。 (8/22追記)

どこまでがネタなのか? ネタではない証左は?
このエントリに関して、いわゆる〝ねつ造画像〟というものは作成していません。『GOOAPPLE 3G』は本当に中国国内で製造・出荷され、世界に販売されている〝商品〟です。これがネタなのであれば、その存在から含めてすべてがネタなのでしょう。ネタでないことについては、このエントリの後編にあたる〝分解・改造編〟を参照して判断していただきたいと思います(ネタのために積層基板を起こしたりApple純正部品を分解するほどのヒマは……)。
どこで買えるのか?
中国では『淘宝』(Taobao)にて販売されている様子がインターネット上からも確認できます。TaobaoとYahoo! Japanが提携して『Yahoo! チャイナモール』というサービスを展開していますので、そちらから購入できるケースもあるかもしれません。日本国内においても、通信販売を行う店舗や過去には秋葉原の店頭で販売されたことがあるようです。価格的には1500元前後が2011年8月現在における相場のようですので、日本円で2万円を切っていれば買いなのではないでしょうか。
Apple製品のコピー商品の存在についてどう思うか?
中国という市場はそういうものだと思います。過去には〝SK-168〟と呼ばれる、これもiPhone 4によく似たコピー商品が話題となりました(他にも無数に存在します)。また、少なくとも『GOOAPPLE 3G』については真正品のパーツを流用したり単純に(型取り)コピーしたわけではなく、図面解析による三次元CADとNC加工によって新たに型を起こしている痕跡が見られます(内部的には形状が違っており、ほぼ99%パーツの流用がありません)。中国の技術レベルがそれだけ向上しているということでもありますし、このような完全なコピーのリスクはApple製品だけにはとどまらないのではないでしょうか。
電気通信事業法(以下略)
乙。
電波法(以下略)
煽り乙。

GOOAPPLE 3Gに触れていて、とても懐かしい〝謎パー〟という単語を思い出しました。あれも当時は微妙な扱いの商品でした。

〝謎パー〟という言葉をご存じの世代はきっと少なくともアラサー世代で、TidalwaveやHP 200LX、OASYS Pocketなどといった端末を自由闊達にハックしていた人たちではないかと思います。

時は流れて〝謎パー〟的な端末は今や山寨機に置き換わり、日本の市場においてはAndroidがメーカーの自由気ままな改造によって非互換度合いがどんどん高まって、世界から取り残されたたくさんのガラドロイドを産み出しています。

謎パーを産み出した原動力は、主流である環境をなるべくコンパクトに、見た目よく外に持ち出したいという欲求だったと思います。当時はそれが、フルキーボードを持ち横80字*縦20行の表示が出来る程度のスクリーンを持つPCだったというだけの話です。

現代においてはPCが生活の中に占める重要度は下がり、手のひらに収まるサイズの携帯端末でも画面を必要とする作業の大半がまかなえるようになりました。

筆者にとって最後の謎パーは『mbook M1』で、この役割はほぼ『iPad 2』に移行されつつあります。sshやRDPでまかなえることが多くなり、外出先でフル機能のPCがある必要性というのがほとんどなくなってしまいました。

ユーザーが従来型の携帯電話(ほとんどはSymbian OSや組み込みLinuxによるもの)のひととおりの機能に飽きたところでiPhoneが発表され、みんながiPhoneのような端末を欲するようになりました。

そのプロプライエタリさや(キャリアにとっては)厳しい導入要件などからすべてのキャリアがiPhoneを発売するわけにもいかず、そこへオープンソース開発によるAndroid OSをベースにGoogleやキャリアのカスタマイズアプリケーションを導入したAndroid端末という形態がマッチして多数産み出され、今のように非互換性に日々泣かされる開発者や、著しく収益性の上がらないサービスを提供し続けなければならないコンテンツプロバイダの悲劇を引き起こしました。

ところで元来、Android OSは組み込み向けOSです。出荷にあたってUIを変えることもアプリケーションを追加することも、何の規制もありません。電話やタブレットである必要もありません。直接的なGUIを持たないNTT東日本/西日本の提供する『光ポータブル』などもAndroid端末の一種です。

同じNTTドコモから販売されているGalaxy S IIとMEDIAS WPを使っていても、「えっNだとここ押せば出来るのに!」「サムスンって外国でしょ? なんか違うんじゃないのー」という会話がまことしやかに喫茶店で交わされる時代となりました。これからもSymbianとμLinuxのような違いを提供し続けてくれることでしょう。

さて、世界を見渡せば〝iPhoneのデザインを模倣した〟としてSamsungがAppleに訴えられたり、iPhoneが長いライセンス条文の中で同意を得たとして収集していた端末の位置情報が、Androidでは同意を得ずに収集どころかGoogleのサーバーに送信までしていたなどと、きな臭い雰囲気は漂うもののAndroid端末はiPhoneの後追いをするように売れています。

いつか出るのだろうと思われていたiPhoneそっくりという風体の端末はこれまでにもいくつか(主に中国市場で)リリースされてきましたが、〝3Gに対応して外見(ハードウェア)も中身(ソフトウェア)もそっくり〟という史上最強(最低?)のコピー商品が、今回紹介する『GOOAPPLE 3G』(谷果3G手机)です。単なるコピー商品でなく、Android OSを〝正しい組み込みOS〟として利用している点も特筆すべきだと思います。

2011年8月6日土曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 5 (9A5288d)

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CommCenterClassic patchをiOS 5 Beta 5向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、Beta 5でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年8月2日火曜日

SGP case Neo Hybrid EX 2 for iPhone 4

iPhone 4のApple純正オプションである『iPhone Bumpers』はとてもよい製品なのですが、何種類も買い続けているとカラーバリエーションに飽きが来ます(※筆者はこの1年間、純正Bumpersを4色乗り換えています)。

純正Bumpersに近いタイプのケースを探していて『Bone Collection Phone Ring 4』と『SGP case Neo Hybrid EX』、そして今回の『SGP case Neo Hybrid EX 2』に行き着きました。

このSGP社『Neo Hybrid』シリーズは、一体型の純正Bumpersとは違ってシリコン製のインナーフレームとポリカーボネート製のアウターフレームにパーツが分かれていて、インナーフレームをiPhone本体に装着してからアウターフレームをかぶせる構造になっています。

〝EX〟と〝EX 2〟の違いは、電源とボリュームボタン部分が塗装か別パーツかという点と、後者のほうが(強度確保のために)アウターフレームの厚みが増している(インナーフレームの厚みが減っているため、最終的なサイズはほぼ変わらない)という点です。また、サイズ感も純正Bumpersと同等です(先のBone Collection Phone Ring 4は小さい)。

2011年7月27日水曜日

iOSアップデート時のjailbreak環境のバックアップと復元スクリプト

iOSアプリケーションの開発を業としていると、検証目的などで割と頻繁に端末のOSを入れ替えたりします(もちろん『TinyUmbrella』のお世話になります)。

ここしばらくはiOS 4の牙城だったので主にiPhone 3GSとiPhone 4の2台体勢で前者のOSを入れ替えていればよかったのですが、iOS 5を視野に入れたテストも行うようになり、メインとして利用しているiPhone 4もOSバージョンを上げたり下げたりの検証作業に使用するようになりました。

Jailbreak環境の復元はめんどくさい

ところで、jailbreak環境でいちばん面倒なのはCydia appsの復元だと思います。筆者は後述のようにCydia向けリポジトリからのアプリケーション類をたくさんインストールしています。

iOSのバージョン切り替えとApp Store アプリケーションの再インストールは、(該当のshshさえあれば)端末をDFUモードにしてから『redsn0w』でpwned DFUモードに切り替え、『TinyUmbrella』でTSS Serverを実行させてから『iTunes』でoption+復元ボタンによる指定ファームの復元を行えばよいだけです。

筆者の場合は、iOSのマイナーバージョンまでが同じ(つまり4.3.1→4.3.3など)であれば復元後にiTunesのバックアップから書き戻し、そうでなければ(4.2.1→4.3.5など)復元前にあらかじめ /var/mobile/Library/ や /var/mobile/Applications/ 以下などから設定ファイルやデータ類、 /var/mobile/Media/ 以下の写真データなどを採取しておき、いったんiTunesで新規のiPhoneとして設定してからjailbreakして設定ファイルやデータ類を『iPhone Explorer』を利用して手動で書き戻しています。

これと比べるとCydiaでリポジトリを追加し直し、必要なアプリケーションをひとつひとつ指定していくのはとても骨が折れます。もちろん、それに対するソリューションもたくさん提供されています(たとえば『AptBackup』など)。究極的には自分でそのようなツールを作ることもできます。いくつか書き戻したい設定ファイルなどもあったので、融通を利かせたくて筆者もシェルスクリプトで作りました。

2011年7月22日金曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 4 (9A5274d)

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パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、Beta 4でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年7月12日火曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 3 (9A5259f)

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CommCenterClassic patchをiOS 5 Beta 3向けに更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1のエントリを、Beta 3でのポインタについては続きをどうぞ。

2011年7月4日月曜日

iPhone 4のLCDモジュールが壊れた

年に一度の恒例である、Apple製品が壊れる季節が今年もやってきました。MacBook ProのAirPortモジュールが壊れた次には、iPhone 4のLCDモジュールが壊れて映らなくなりました。

約1年酷使されたLCDモジュールが、本当は強固な熱圧着であるはずの液晶とデジタイザがバリッと潔く剥がれています(通常は剥がれません)。こうなってしまってはもうどうしようもありません。

2011年6月24日金曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 2 (9A5248d)

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iOS 5 Beta 2がリリースされたので、CommCenterClassic patchを更新しました。このブログの右上のほうにある v.backspace.jp のリポジトリからもインストールできます(動作に関して何の保証もありません)。

パッチを行うための解析方法に関してはBeta 1の際にも解説していますが、詳しい理論については続きをどうぞ。

2011年6月6日月曜日

CommCenterClassic patch for iOS 5 Beta 1 (9A5220p)

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iOS 5 Beta 1における旧来のCommCenterは、"CommCenterClassic" というものに変わりました。/System/Library/Frameworks/CoreTelephony.bundle/Support/ には CommCenter と CommCenterClassic のふたつがありますが、前者はCDMA 2000やLTEなどの(iOS的に)新しい規格へ対応するもののようです。

GDIDに対応していないSIMカードを採用するiPhone発売済みキャリア(※)では相変わらずAPN設定がiPhone向けとされるものに依存しますので、旧来と同じようなパッチを作ってみるためにCommCenterClassicをPC側へ取り出して、まずはダンプしてみましょう。

2011年5月29日日曜日

Motorola Wireless Keyboard

Motorolaが米国でXOOMやAtrix用にリリースしているフルサイズのBluetoothキーボード『Motorola Wireless Keyboard』は、日本国内では現在のところKDDIの扱う『XOOM Wi-Fi』のオプション品として入手することができません。

キーに印刷されたシルクはほぼAndroid専用といったもので、これが果たしてiPadでどのように動くのか興味があったので、米国へ渡航した友人にお願いして入手していただきました(Bestbuyで$80程度のようです)。

2011年4月28日木曜日

AT&T Samsung Galaxy S Captivate SGH-I897

Samsungが北米においてAT&Tで展開しているGalaxy Sシリーズである、『Captivate』(SGH-I897)を入手しました。

日本ではSamsung Galaxy Sなどがデザインなどの意匠を侵害しているとしてAppleによって提訴されたことが話題となりましたが、デザインこそ異なるものの、このCaptivateもGalaxy Sのラインアップのひとつです。北米ではGalaxy SのデザインはiPhoneとまったく異なるため、あまり正しくAppleの意図が伝わっていません。