年に一度の恒例である、Apple製品が壊れる季節が今年もやってきました。MacBook ProのAirPortモジュールが壊れた次には、iPhone 4のLCDモジュールが壊れて映らなくなりました。
約1年酷使されたLCDモジュールが、本当は強固な熱圧着であるはずの液晶とデジタイザがバリッと潔く剥がれています(通常は剥がれません)。こうなってしまってはもうどうしようもありません。
とりあえずの対策としてApple Storeに持って行く(まだ保証期間内である!)という手がありますが、直前のMacBook Proの修理で度重なる不手際を連続させたGeniusとApple Careには未だとても不信感があります(※Apple Store Shibuyaでは予約を手違いで上書きされ、次に持ち込んだApple Store GinzaとApple Careでは預かり修理までしたのに正しく修理できず、結局秋葉原のApple認定サービスプロバイダに持ち込んで15分で修理してもらった)。
Apple正規サービス店がこんな状態では、SIMロックフリーモデルだと言っているのにもかかわらずロックモデルとして登録された端末を渡されたり、Apple Store GinzaではMC605ZPがMC319LLに交換されるという噂や実際に交換された実績があるにもかかわらず、何故か筆者にだけはアンロックされたMC605Jが帰ってくる可能性があります。
MC605JのSIMロックフリーモデル(つまりSoftBank版iPhone 4のネットワークアンロックモデル)は扱いが少々面倒で、アクティベーション時にMCCが440のSIMカードではソフトバンクモバイルのSIMカード(44020)以外では正しくアクティベーションできず(=NTTドコモ(44010)のSIMカードはアクティベーションに使えない)、ソフトバンクモバイルのSIMカードであってもいわゆる銀(通常ポストペイド)や白(プリモバイル)SIMでアクティベーションを行うと、アクティベーションが完了した瞬間にネットワークが掴めなくなり、以降はiPhone用の黒SIMでなければ正常稼働しなくなります(つまり正しいSoftBank版としてのSIMロックがかかる)。
3HKなどの日本国内でもローミングできるSIMカードでiPhoneを維持しておけばアクティベーションしても再ロックはかかりませんが、筆者は日本国内においてはソフトバンクモバイルのプリペイド回線を利用しているので、いつかうっかりロックがかかってしまう可能性があります。保証期間が過ぎたあとにこれをやってしまうと、保証対象外の端末交換として22800円がかかります。大問題です。面倒なのでこの際Appleに頼るのはやめましょう。
- MC605J (MC603J/MC604J/MC606Jを含む) アンロック版について追記
- 2011年 7月28日現在、上記のアクティベーション不可/ソフトバンク再ロック問題については改善しているとの報がありました。少なくとも、NTTドコモのSIMカードでロックがかかるという現象については改善されているようです(ソフトバンクについては不明、依然避けたほうが賢明とのこと)。
次善策としてはLCDモジュールの自己交換という手段があります。リアケースもホワイトだしどうせなのでこの機会にフロント側もホワイトに換装してしまいましょう。
iPhone 4はガラスパネル+デジタイザ+液晶モジュールがフロントユニットとして一体になっていますので、たとえばケータイパラダイスさんや無問題さんなどからこれらユニットを調達するという方法です。この方法では調達に数日かかるのと、細かなパーツ(ホームボタンとフロントカメラのディフューザ、スピーカーメッシュあたりはあったほうがよい)の入手周りがちょっと面倒です。
3番目の策として、いわゆる街のノラ修理業者を使うという手段があります。検索してみると『スマートフォンドクター』さんがタイムリーに〝iPhone 4 ホワイト&ブラック ガラス割れ修理&液晶交換修理キャンペーン ¥11,800〟というものをやっていました。筆者の行動圏からは『スマートフォンドクター 渋谷・原宿』が近そうです。問い合わせしてみるとブラックモデルの液晶交換時にホワイトも選べるとのことなので、実際に訪問してみました。
症状からして液晶がダメなので、もうすぐにでもこのように分解してくれます。今回は目の前で作業内容を見せてもらっていますが、通常は10〜15分程度で修理してもらえるそうです。
ところで、筆者は正式に発表されたホワイトのセンサ部分の太い眉のようなデザインが好みでなく、初期に流出していたゴマ塩デザインのものほうがより好みです。今のところはどちらのパーツも選べる模様(下記の近接センサの関係からは、正式なデザインのもののほうがおすすめだそうです)。
いわゆる〝近接センサ対策〟もやってもらえます(ビニールテープですが!)。初期のブラックモデルにホワイトパネルを組み合わせると光の拡散の関係で近接センサがうまく働かなくなりますが、光を取り入れる側のセンサ(左側)の反射を遮って抑えることで、これを正しく働かせるように加工します。
ホームボタンの角度が若干曲がる(ホワイトのホームボタンパーツの足が若干ずれている)という問題がありながらもとりあえずは組み上げていただいて、オマケにいただいたパチモノバンパーを取り付けてこのような感じになりました。
持ち帰ってしばらく使ってみて、ゴマ塩眉がちょっと濃いなーという点とホームボタンの曲がりと切り欠き部分の反射が気になったので、自分で分解してちょっと削って白いテープやマーカーなどを使ってこのように補完してみました。
保護フィルムも貼り直してだいぶおちついた感じになったので、ひとまずこれで完成です。
7月10日 追記
カスタム品でGorilla Glassでないからなのか、実質5日目にしてパネルは割れてしまいました。ホームボタンの応力がかかる地点なのかな、という場所から砕けています。扱いに注意が必要かもしれません。
7月11日 追記
新しくMC319LL/Aに差し替えて、一連のトラブル解決を試みました。
7月30日 追記
Hohoho... ついカッとなって純正ホワイトになってしまいました。
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