『TE-382』というBluetooth対応のミニキーボードがあります。iOS 3.2/4.0からBluetooth HIDプロファイルがサポートされたので、iDevicesでとても楽に入力がこなせるようになります。
このキーボードは、よくあるノーブランドなiPhoneサイズのミニキーボードですが、他のミニキーボードにない特徴として以下のようなものが挙げられます。
- 独立したMetaキーがある(シルク上では[WIN]キー)
- 独立したカーソルキーがある
- 独立した数字キーがある
- 5段キーになっていて配列が比較的まとも
ただ、少しサイズが大きい(分厚い)です。なので、ここをなんとかしましょうという小改造ネタです。
2010年 9月30日までのiPhone 4購入者には『iPhone ケースプログラム』が提供されていました。これは、Appleの提示するiPhone ケースの中から好きなものを無料でもらえるというものでしたが、筆者は『Speck Fitted』を選びました。
届いたケース自体に不満はなかったのですが、iPhoneの液晶保護フィルムと干渉してフィルムが浮いてくるというのを解消できなかったので、ケースが届くまで仮にと買っていた『fitly mesh』をそのまま使い続け、Fittedは浮いてしまいました。
TE-382をiPad用に購入して、それ自体はとても快適だったのですが、どうにもこのキーボードは中身がスカスカなような気がします。持っていて不自然な軽さがあるのです。まあ、そういうときはとりあえず分解してみましょう。
おや……? なんかケースに入りそうな大きさですね? 厚みもほぼピッタリ! 基板の角をニッパーとヤスリで切って丸めてペンチで整えて、ケースにサイズを合わせてみましょう。
そのままでは電源スイッチとUSBポートが干渉しますから、ここだけはケース側を削りましょう。
ほら、ぴったり収まりました。厚みはほぼ完璧ですね。
ちょっと両端やカメラ・イヤホン端子などのところから基板が露出するので、0.5mm厚くらいのプラ板や3mm厚程度のゴム板などで隙間を埋めるといいと思います。
これでiDevicesと混ぜても違和感のないBluetoothキーボードのできあがりです。
キーボードの仕様として、Bluetooth ペアリングを複数のデバイスとの間で持てません。iPad/iPhone両方に登録して…… ということは不可能です。それから、iOS側の実装があまりハードウェアキーボードのことを考えていないので、アプリケーション内での利用が不自由だったりキーリピートが速すぎたりします。違和感を感じたら、人間側が最適化されるようにしましょう。
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