KDDI公式情報としてのiMessage対応はiOS 5.1からですが、Backspace Reposで提供している『KDDI JP Bundle(logo)』の内容を若干編集すると、iOS 5.0.xでも設定にiMessageとFaceTimeの項目が出現します。
筆者の手元の端末では、項目が出現するだけで有効にすることはできなかったのですが、「送受信できるようになった」という声をいくつか耳にしたので、なぜこのような差異が出るのか調べてみました。
結論としては、以前の(ソフトバンク版iPhoneなどの)バックアップをKDDI版iPhoneへ復元していて、バックアップ元の端末でiMessageを有効にしたことがあるとバンドルの書き換えでiMessageが使えるようになる、ということのようです。
このフラグがどこに立っているのかを調べるのが本筋なのですが、いくつかのplistやsms.db内のレコードを改変しただけでは設定を有効にすることができず、それほど深く追求するモチベーションもないため、少しトリッキーな方法で実現してみました。
iMessageを有効にするための前提条件
KDDI版iPhone (iOS 5.0〜5.0.1r1)がjailbreak済みでCydiaがインストールされていることが前提条件で、他に〝他キャリアのSIMカード〟(microSIM)が必要です。
筆者はソフトバンク『プリモバイル』SIMをカットしたものを使用しましたが、NTTドコモのminiUIMなどでもよいのかも知れません(※原理的には、iPhone公式キャリアのほうがよいと思います)。
作業の手順
手順としては、KDDIのキャリアバンドルでiMessageとFaceTimeを許可した上でネットワークリセットし、iMessageの設定画面を開いた状態でおもむろにSIMカードを他キャリアのものに入れ替えると(例外的な動作としてリブートしたのち)中途半端なアクティベーションが行われるので、Wi-Fi接続を行ってアクティベーションに失敗したらSIMカードを抜き、iMessageを有効にしてからKDDIのmicroSIMに差し替えると、差し替え後も継続してiMessage(FaceTimeも)が利用できる、といった感じです。
言葉で説明するよりも実際に見たほうがわかりやすいと思いますので、今回は動画を作成しました。以下からどうぞ。
解説動画
以下の埋め込みYouTube動画が見られない場合は http://youtu.be/KYP5sUqzfoA からご覧ください。
これで、音声通話中データ通信不可という制限事項とMMSがないこと以外は、ソフトバンク版とほぼ同様のことができるようになったのではないでしょうか。
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