DO NOT PAY FOR JAILBREAK YOUR DEVICE!

最近、『NTTドコモのSIMカードでLTEを使えるようにする』『ソフトバンクやKDDIで月額を払わなくてもテザリングができるように』などのフレーズで『CommCenter* patch』や各種キャリアバンドルをインストールする代行業者があるようで、たいへん多くの「どのような関係性があるのか」「無償で提供しているように見せかけてカネを取るのか」「いくら儲かるのか」といった問い合わせを受けています。

これらの悪質な業者と我々は、いっさい関係がありません。Jailbreakは無償で提供されるべきものであり、これを商用利用すべきものでもありません。 [続きを読む »]


2012年2月26日日曜日

KDDI版iPhone 4Sにおける、他機種用SIMカード(R-UIMカード)の活用

KDDI版iPhone 4Sには、いわゆるレベル2ロック(L2ロック)がありません。キャリアロックのみ施されているため、KDDIの発行しているマイクロタイプのR-UIMカード(※CDMA 2000方式における〝SIMカード〟は『R-UIMカード』と呼称されます。以下同)であれば他機種や他のKDDI版iPhoneとカードを挿し替えて使い回すことが可能です。

auショップではiPhone 4Sを持ち込んでの新規契約や機種変更を認めていないようですので、ここで紹介する手法は、あくまでも「プールに水没させちゃったけど保証ないし全損だしヤフオクでアイホン落とすかぁ」などと言った、ある種の奇特な人が使用できる手段です。

2012年2月17日金曜日

Edy も内蔵したiPhoneを作ろう

あっという間に当サイト一の人気エントリとなった前回のSuica内蔵エントリに続いて、iPhoneへEdyを追加して内蔵してみました。

複数のFeliCaチップの可載性について

FeliCaチップ搭載のICカードは、異なる種類(属性)のカードを3枚まで重ねて使用することができる〝アンチコリジョン〟に対応していることがあります(※参考)。アンチコリジョン対応カード(たとえばSuica)と非対応カード(同Edy)が重なっている場合、それぞれのカードの発振時間が異なるためにリーダーがそれぞれを検出できることがあります。たとえば以下のような組み合わせ例があります(※必ずしもこの組み合わせで使用できるというわけではありません)。

エラーの起きない例
Suica+Edy+nanaco(QUICPay)
Suica+WAON+社員証(電子マネー非搭載)
エラーの起きる例
Suica+PASMO+Edy
PASMO+Edy+WAON

アンチコリジョンが働くことが期待される組み合わせでも、決済端末の仕様によってはエラーが起こったり、希望とは違う電子マネーから決済が行われてしまう場合もあります。ローソンなどはこの問題を防ぐため、利用可能な電子マネー一覧を客側タッチパネルで確認させる仕様になっています。

現実的には、表裏に2枚ずつ計4種類程度のFeliCaチップ内蔵が可能なのではないでしょうか。

2012年2月10日金曜日

SGP CASE Linear EX Color Series [Lime] for iPhone 4/4S

SPIGEN SGP(旧称SGP)のiPhoneケースは以前に『Neo Hybrid EX 2』シリーズを過去のエントリで紹介していますが、今回は『Neo Hybrid EX』シリーズとは違って全体が樹脂パーツで構成されたバンパースタイルの新製品『Linear EX』シリーズを購入したので軽くレビューします。

2012年2月7日火曜日

Suica内蔵のiPhoneを作ろう

筆者は初代iPhoneから数えて長年ずっとiPhoneをメインの電話機として使い続けていますが、iPhone以前の過去に一時期だけ使っていた日本の〝おサイフケータイ〟はとても便利なものだったと思っています。

日本の交通システムに言いたいことはいろいろありますが、FeliCaチップを利用した『Suica』や『PASMO』などの交通系電子マネーも大変便利だと思います。iPhoneでも使いたいですね。

「NFCが内蔵されればあるいは……!」などと偉い人たちが言っていたら、『Galaxy S II』のように日本向けにはNFCが搭載されなかったり『Galaxy Nexus』のように(そもそもFeliCa互換としては動作しない)遅いタイプのNFCが搭載されたりで散々でした。あのような悪夢は一刻も早く忘れましょう。我々には使いやすい電話機が必要です。iPhoneがふだん使う電子マネー搭載型携帯電話として動いてくれればそれでよいのです。

FeliCaチップ内蔵の非接触式ICカードからフレキシブルプリント基板(FPC; シート状の基板。以下、フレキシブル基板)を取り出して携帯電話に内蔵する試みは既に各所で行われていて、このエントリで取りあげるアプローチも目新しいものではありません。

ここで紹介する手順としては、Suicaの圧着部分を切り離し、表層シートを剥がし、溶剤に漬けてフレキシブル基板を取り出し、そのフレキシブル基板を元にiPhoneへ内蔵するための改造を行うというものです(※後日談として、Suicaに加えてEdyをiPhoneへ内蔵したエントリを公開しています)。

2012年2月3日金曜日

KDDI版iPhoneでiMessageとFaceTimeを有効にする

KDDI公式情報としてのiMessage対応はiOS 5.1からですが、Backspace Reposで提供している『KDDI JP Bundle(logo)』の内容を若干編集すると、iOS 5.0.xでも設定にiMessageとFaceTimeの項目が出現します。

筆者の手元の端末では、項目が出現するだけで有効にすることはできなかったのですが、「送受信できるようになった」という声をいくつか耳にしたので、なぜこのような差異が出るのか調べてみました。

結論としては、以前の(ソフトバンク版iPhoneなどの)バックアップをKDDI版iPhoneへ復元していて、バックアップ元の端末でiMessageを有効にしたことがあるとバンドルの書き換えでiMessageが使えるようになる、ということのようです。

このフラグがどこに立っているのかを調べるのが本筋なのですが、いくつかのplistやsms.db内のレコードを改変しただけでは設定を有効にすることができず、それほど深く追求するモチベーションもないため、少しトリッキーな方法で実現してみました。