『Dropbox』は、無料で5GBの容量が使用可能なクラウドストレージサービスです。過去にも様々なキャンペーンが行われ、この容量に数GBずつ追加するような施策がありました(※参考例)。
しかし、過去の施策はあくまでも〝数GB〟。さすがに有料プランの容量へ近づけるようなことはありませんでした。
そんな中、『xda-developers』のとあるフォーラムでDropbox関係者とみられる投稿者から配布されたAndroid端末向けのDropboxバイナリ(※すでに消えています)が、なぜか23GBもの追加容量を(2年間限定ながらも)付与してくれるらしいことが、海外ニュースサイトなどで話題となりました。実際に試してみましょう。
ここで配布されたファイルは "Dropbox_23GB_S4_v2_theos0o.apk" というものです。いつまで使用できる手法か分かりませんが、筆者のDropboxのPublicフォルダにコピーを置いてあります。
このファイルを、たとえば以下のような方法でAndroid上にて動作させる必要があります(※事前に設定から〝提供元不明のアプリ〟のインストールを許可してください)。
- Android端末上のファイラーなどからインストールする
- adb コマンドからAndroid端末へインストールする (※Android SDK導入済み環境)
- Android Emulatorの仮想端末へインストールする (※同上)
ドコモにおけるEvernote プレミアムキャンペーンのように、特定キャリアや特定メーカーの端末に限られている、ということはないようです。
上2つの選択肢は、Android端末を使う上では日常的に行う操作で改めての説明は必要ないと思いますので、ここではAndroid Emulatorでの方法を紹介します(SDKとEclipse+AVT pluginのセットアップを完了させておいてください)。以下は、例によってMac OS Xでの操作方法ですので、他環境の場合はよしなに取り計らってください。
まず、エミュレータを起動するための仮想デバイスを作成する必要があります。ここではエントリ執筆段階で一般的な端末として、〝Android 2.3 + Google APIs Level 9〟の仮想デバイスを作成します。
$ android create avd -n test23 -t 12
〝test23〟の部分が作成する仮想デバイス名です。この仮想デバイスを起動するためには以下のようにします。
$ emulator -avd test23 &
Android Emulatorは仮想マシンとしてARMプロセッサをエミュレーションするため、大変重いです。起動にはしばらく時間がかかります。
エミュレータが起動したら、通常のAndroid端末とほぼ同じ操作ができます。まずはDropboxのバイナリをインストールします。
$ adb install ./Dropbox_23GB_S4_v2_theos0o.apk
ここは、通常の端末と変わりません。他の端末をUSBなどで接続している場合は、adbコマンドのオプションでどうにかしてください。
インストールが完了したらドロワーに登録されますので、ドロワーから起動します。
クレジット表示とクイックツアーを進めると、ログイン画面が表示されます。
アカウントを持っているか持っていないかで操作が異なりますが、持っていない方はこちらからDropboxアカウントを登録するとさらに250MB容量が追加されます。アカウント情報を入力して(PC側のキーボードも使えます)ログインします。
ログインが完了するとファイル一覧へ進みます。
この後、だいたい3〜40分ほどで容量が増加され、登録したメールアドレスへ通知が届きます。
Dropboxアプリの設定画面などからも容量が増えたことを確認できます。
- 追記
- 3月23日ごろより、上記の方法は使用できなくなっているという噂があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿