(W)8.8*(H)12.3*(D)0.67mmという大きさだけが先行していて、策定していたETSIは結局どのベンダーの案を採決したのかはイマイチ不明だった(日経によればApple案? ただしソースは日経)〝nanoSIM〟(4FF)と呼ばれる新しいSIMカードの規格があります。
どうもそれらしきスロットを含む、それっぽいパーツがどこからともなく筆者の手元に流れてきたので、SIMカードを切って検証してみましょう。
謎のパーツ群
その前に、ちょっとだけパーツ群を紹介しましょう。
それぞれのパーツはとても精度が出ていて、悪い中国人がちょっと〝オッ、これを作ればニホンジン簡単に騙されるアルよ!〟と言って作った感じではありません。──いや、iPhoneのカスタムパーツなどでは一見純正と見まごうようなパチモノがあるのも事実なのですが。
どこかGALAXY S IIIを彷彿とさせるブルーとシルバーといった感じの電着塗装ですが、塗装やメッキは剥げてきたときがみっともないからしない、というJobsの哲学はどこへ行ったのでしょうね(いやだからこそパチかもしれないんですかね)。
スロットも大変精度は高く、まあ、これなら確かにホンモノかも…… と思ってしまわないでもない出来です(ところで、最近は低品質のものしか出回っていませんが、iPhone 4初期のころは大変精度のよいニセスロットがありました)。
さて、気を取り直してSIMカットに移りましょう。